現在、そして未来に向けて継承していきたい日本の文化
IDC大塚家具の歴史は伝統工芸品である総桐箪笥の製造から始まりました。
ライフスタイルの変化により和家具への関心が薄れていく中、文化の継承の視点から、あえて日本各地の伝統の和家具を取り扱い続けてきました。蒔絵箪笥「柳橋水車図」を所蔵しているのも、優れた匠の技を後世に残したいと願うからです。
IDC大塚家具は創業40周年を記念して、「没後400年 特別展 長谷川等伯」に特別協賛します。
会期中、東京国立博物館平成館ラウンジにて、門外不出であったこの蒔絵箪笥「柳橋水車図」が特別展示されます。等伯筆の「柳橋水車図」とともにご覧いただける希少な機会を、ぜひお楽しみください。
【会期】 2010年2月23日(火)~2010年3月22日(月・休)
※月曜休館。ただし3月22日(月・休)は開館。
【会場】 東京国立博物館 平成館(上野公園)
【問合せ先】 03-5777-8600(ハローダイヤル)
詳細はこちら: http://www.tohaku400th.jp
【会期】 2010年4月10日(土)~2010年5月9日(日)
※月曜休館。ただし5月3日(月・祝)は開館。
【会場】 京都国立博物館(東山七条)
【問合せ先】 075-525-2473(テレホンサービス)
詳細はこちら: http://tohaku.exh.jp
10年以上の歳月をかけて製作された逸品 蒔絵箪笥「柳橋水車図」
製作:株式会社 松創
製作年:1978年(完成年)
蒔絵:井上英雄
金工:金江宗観
木匠:多々納邦男
サイズ:105×61×166洋箪笥(右)
120×49×166和箪笥4尺(中)
106×49×166和箪笥3.5尺(左)
安土桃山時代、長谷川等伯はじめ長谷川派が好んで描いた「柳橋水車図」を蒔絵と螺鈿で表現した蒔絵箪笥。製作には構想も含めて10年以上もの歳月をかけて、木匠、金工師、蒔絵師それぞれに当代の名人が携わり腕を振るいました。桐箪笥の生地製作に5年、漆の仕上げに2年、蒔絵に4年と手間暇かけて製作されました。現代作品として、これだけの大作は類を見ません。
伏見城御殿を華やかに飾っていたいわゆる「桃山百双」と呼ばれる意匠性に富んだ金屏風に倣ったとされる柳橋水車図。工芸的意匠として描かれた柳橋水車図は当時長谷川派が好んで描き、同じ構図の屏風が何扇か遺されている。中央に大きく配された川に架かる橋は、緩やかに湾曲し、左の水面には水車と蛇籠(じゃかご)が配され、右から左に進むに従って生長する柳は、春から夏へ季節の移ろいを表している。描かれているのは京の宇治橋とされ、平等院鳳凰堂へわたる「極楽浄土への道」を意味している。金地の華やかな屏風は装飾性、あるいは富や権威の象徴だけでなく、極楽浄土への信仰として仏像と同じ意味合いが含まれているといわれている。
安土桃山時代に活躍した絵師。1539年(天文8年)、能登国七尾に生まれ、画業の初期は主に仏画や肖像画を描く。(当時は長谷川信春と名乗っていた)その後、当時の主流であった狩野派に強烈な対抗意識を抱きながら画業に尽力し、千利休など天下人・豊臣秀吉に関係する人々と交友を重ねながら次々と作品を製作する。「柳橋水車図屏風」は1600年前後に描かれたとされている。


